令和4年度 児童生徒支援に向けた保護者との関係づくり研修会 研修概要

趣旨
児童生徒の成長に向け、保護者の役割を尊重した協働的支援の在り方について考える。

期間 令和4年8月4日(木)~8月10日(水)オンデマンドによる研修
講義「児童生徒支援のパートナーとしての保護者との連携」
講師 信州大学学術研究院・教育学系 教授 上村惠津子 氏

 講義の前半では、合意形成は関係者間の理解と信頼のレベルが向上することが目的であること、保護者と教師は異なる役割と視点をもつため、葛藤があることは当然で、合意形成には多くの時間がかかるが葛藤し続けることに意味があるということや、保護者との「ずれ」や「対立」は説得で埋められるものではなく、保護者を知る機会と捉え、価値観や背景を理解・尊重することが信頼関係につながるということについて、事例を通して学びました。
 講義の後半では、「問題解決型コンサルテーションのプロセス」「保護者面談におけるプロセス」について考えることを通して、保護者の言動の背景を考えることや、保護者からの情報や価値観を聞かせてもらうこと等のやりとりを通して、自分の指導を振り返ることが、保護者を尊重することにつながることを学び、自分自身のこれまでの保護者とのかかわりを振り返りました。